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１、２歳児さんが、お散歩に出掛けたので、園庭の砂場は、０歳児さんのみになりました。

その日に、初めてのお砂場デビューになったＡちゃんは、砂場にちょこんと座り、保育者が「Ａちゃん、これ、お砂だよ〜」と、砂に触れて見せると、同じように砂を両手でゆっくりすくい上げ、握っていた手を開き、指の間からサラサラと流れ落ちる砂をじっと見て、すくっては開くのグーパーをひたすら繰り返し楽しんでいました。

遊び終わる頃には、座っていた足が埋もれるほどになっていました。

Ａちゃんのその様子に、『初めて』に対する、新鮮な驚きや不思議を思う気持ちが読み取れ、普段、忘れがちになる０歳児さんの『初めての目』を持つことで、感性豊かな『芽』に繋がるように感じました。

そして、友だちと関わり刺激を受けることも大事ですが、時には、個でゆったりとした時間の流れを持つことも友だちと関わり刺激を受けることと同じぐらい大切なのだと改めて感じました。