2020.12.22
美里
保育士向け情報 第22回 【大人として正しくない声掛け①】
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。
毎週火曜日に、保育士向けの情報を発信していきます。
【大人として正しくない声掛け①】
今回は、私がこれまでに見てきた保育士の反面教師的な声掛けをお知らせします。
保育士として、適切ではない声掛けを知ることで、自分の保育に活かしてください。
・脅す声掛け
ここでいう脅すとは、虐待という意味で脅すことではありません。
日常的な声掛けで、知らず知らずのうちに使っているかもしれない声掛けを深掘りしていきます。
食事前に、ごはんを食べずに遊んでいる子どもに対して……
「あ、〇〇ちゃん。ごはん食べたくないんだね。じゃあ先生がもらっちゃうね」
という声掛けをしたこと・聞いたことあると思います。
こんな声掛けをしたとき、子どもたちは、ごはんを食べられたくないからと大急ぎで食事スペースにやってくることがあります。
そんなとき子どもたちは自分でごはんを食べたいと思って、来ているわけではありませんね。
生きる上で大切な衣食住の内の「食」を子どもたちから奪うような声掛けは、たとえ冗談でも使わない方がいいです。
子どもたちの最善の利益を追及するのが保育士です。
安心を脅かすような声掛けは、声掛けとは言えません。
食事シーンの声掛けでは、思わず子どもたちが食べてみたくなるような声掛けをすることが、私の考える正しい声掛けだと思います😊
【まとめ】
脅すような声掛けは、声掛けとはいえない。
食事のときに誘うときは、思わず食べてみたくなる声掛けが効果的。
【アクションプラン】
ついつい使ってしまう声掛けが、広義の「脅し」になっていないか考えてみよう!