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とよたキッズステーションブログ

2021.02.26 美里

保育士向け情報 31回 保育記録は具体と抽象の抽出

保育記録で修正された経験は、誰にでもあると思います。

修正されることは、記録の精度を高めるという意味において悪いことではありません。
ですが、修正されたことに対して、どうして修正されたのか?
園長・主任は何を求めているのか?
といった深い所まで考えないと記録を作成する意味がありません。
修正された所に対して、ただ直すのは誰にでもできます。
何故直さなくてはいけないのか?まで考えることで、精度を高めることができるでしょう。
修正された具体面に目を向けるのではなく、
修正された抽象面に目を向けましょう。
【具体と抽象とは?】
1歳前後になってくると子どもがおもちゃを投げる場面があります
具体
おもちゃを投げてしまうことに危険であることを注意する。
抽象
おもちゃを投げる場面を通し、腕や手を扱えるように発達してきたことを知る。
投げる機能を活かしながら、より発達するにはどういった援助をすべきかを考える。
子どもの具体的な場面を通して抽象的な考えを創出していきましょう。
これができるようになれば、ほとんど修正されることはなくなるのではないかと思います。
また、修正する側も、よりよい記録を作成してもらいたいために、メッセージを付け加えることもあります。
修正されたからといって、落ち込むことはありません。
更なる発展のために、アドバイスをしてもらったと捉えるようにしましょう!
【まとめ】
・記録の修正は、記録の精度を高めるために重要
・具体的場面から抽象的な考えを創出するのが、記録の役割
【アクション】
・子どもの具体的な場面を通し、抽象的に導き出した援助を記録に落とし込みましょう