MENU

とよたキッズステーションブログ

2021.02.05 美里

2月の子育て情報① スマホとギャンブルの似ているものとは?

毎週金曜日は子育て情報を配信しています。

今月は『スマホ脳』という本を紹介します。

=========================================================================

スマホ脳は、スマホについての研究を紹介した本です。子育てにも役立つ情報を交えながら、要約していきたいと思います。

『スマホ脳』はスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが書いたベストセラーです。

スマホについての真実を知らせてくれる本です。かなり読みやすいのでぜひ読んでみてください(^▽^)

『スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?』というコピーに惹かれて、衝動買いしましたが買ってよかった本でした。

 

【スマホ=ギャンブル?】

人は1日2600回スマホに触り、平均10分に1度触っています。

なぜ、そんなに触りたくなるのか?

 

 

それは……スマホを触ると脳内のドーパミンが増えるからです。

ドーパミンとは、何に集中するか選択させ、人を行動させる力と著者は語ります。

 

 

通知が来たら、アプリを起動させたくなるのもドーパミンの力です。

スマホはドーパミンが出るように、考えられて作られています。だから気になって仕方がないという人がたくさんいるのです。

 

 

ドーパミンは、新しい環境やもしかしたら・かもしれないという気持ちが大好きです。

スマホのページをめくったり、ネットサーフィンして思いの外時間を費やしてしまうのも、ドーパミンが放出されて、次から次へと新しい情報が出てくるからなのです。

 

 

パチンコなどのギャンブルも、『もしかしたら当たるかもしれない』と思うことでドーパミンが増えることでハマってしまいます。

スマホの中毒性は、ギャンブルにハマるようなものなのかもしれません!

 

 

子どもたちが、遊んでいる最中に、トイレに行くことや帰ることを嫌がるのは、ドーパミンが放出されているからなのだと思います。

活動の切れ目に声をかけていくことが重要です。

 

 

私はこのドーパミンの情報を見て子どもたちが、毎日同じ公園でも飽きずに遊べるのは、ドーパミンのせいだったのかと納得しました。

同じ公園でも子どもたちにとって新しいことで溢れているから楽しめるだと気付きを得ました。

一方で、大人が同じ公園で飽きてしまうのは、ドーパミンが出ないからだったのだとも感じました。

 

同じ公園に連れていくことに飽きてしまったときは、なにか違う遊びを子どもたちと一緒にしてみてください(^▽^)/

先週はボールで遊んだから、今週は遊具で遊んでみよう。と変化させていくことで大人もより楽しんで遊べますよ!

 

 

参考文献

アンデシュ・ハンセン

『スマホ脳』

新潮社