2021.02.19
美里
2月の子育て情報③ スマホを触ると眠れなくなる理由
毎週金曜日は子育て情報を配信しています。
今月は『スマホ脳』という本を紹介します。
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【スマホを触ると眠れなくなる理由】
睡眠不足は人間の機能を低下させます。
1日6時間以下の睡眠が10日以上続くと24時間起きていたのと同様に集中力が低下し、情緒も不安定になります。
体内のリズムはどのくらい光を浴びたかで変化します。
メラトニンというホルモンが、身体に眠りを促します。
光の多い日中には、分泌量が少なく、夜になるに連れて分泌量が上がっていきます。
明るい部屋より、暗い部屋の方が眠りにつきやすいのは、メラトニンの分泌量が違うためです。
スマホやPCの画面に含まれるブルーライトは、メラトニンの分泌量を抑えます。
ブルーライトが脳を目覚めさせることで、体内時計を2~3時間巻き戻してしまう効果があります。
時おり、子どもの睡眠について相談を受けることがあります。
眠れない子に共通しているのは、寝る前にスマホやタブレットを触っていることがほとんどです。
大人は寝る1時間前にブルーライトを浴びない方がいいと言われています。
子どもは、大人より早い段階でブルーライトを浴びないようにする方がいいでしょう。
またブルーライトは食欲を促します。
身体が目覚めてしまうことで、エネルギー吸収する状態になってしまうためです。
夜遅くに、ついつい食べてしまうときは、スマホが原因かもしれませんね💦
参考文献
アンデシュ・ハンセン
『スマホ脳』(第6刷)
新潮社