11月子育て情報③ 【体罰をしてはいけない理由】
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。
毎週金曜日は子育て情報を配信しています。
今月は【しつけ】をテーマにお知らせしていきます。
毎年11月は、虐待防止推進月間です。
「体罰等によらない子育てのために~ みんなで育児を支える社会に ~」という冊子を参考に、
今回は【体罰をしてはいけない理由】についてお知らせしていきます。
【体罰をしてはいけない理由】
体罰が子どもに与える悪影響があることが科学的に明らかになっています。
体罰を受けている子どもは全く受けていなかった子どもに比べて
落ち着いて話を聞けない・約束を守れない・集中力がない・我慢ができない・感情処理能力が低い・集団生活が苦手
という問題行動のリスクが高まります。体罰の頻度が高いとそのリスクはさらに高まると指摘されている研究もあります。
叩くなどの体罰は、親子関係の悪化、他者を傷つける、反社会的行動、攻撃性との関連があります。
虐待に至らない程度の軽い体罰があっても、深刻な身体的虐待と類似しているという研究もあります。
【体罰等による悪循環】
子育てをしているとイライラしてしまうことがあると思います。
イライラも限界を超えると叩く・怒鳴るといった行為をしてしまうかもしれません。
叩く・怒鳴るなどの対応から、子どもが言うことを聞いたとしても、それは恐怖心からです。
自分で考えて学んでいるわけではないので注意してください。
体罰によって恐怖心を抱いてしまうと信頼関係が築けなくなってしまいます。
子どもが一番安心できる場所は、家庭です。
家庭間で恐怖心を抱いてしまうと安心できる場所がなくなってしまい、子どもたちは不安定になってしまいます。
家庭が安心できる場所にしていきたいですね。
もし体罰をして苦しんでしまうときには、職員や専門機関にご相談下さい。
【参考リンク】
「体罰等によらない子育てのために~ みんなで育児を支える社会に ~」
厚生労働省より
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/minnadekosodate.pdf
【豊田市の子育て支援情報】
https://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/kosodateshien/soudan/index.html