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とよたキッズステーションブログ

2021.11.05 美里 朝日

11月子育て情報 ① シュタイナー教育と人形

今回は、シュタイナー教育を基に子育てに活かせる情報を展開していきます。

シュタイナー教育は、子どもが自分から何かをやろうとする力を育てる教育方法です。

モンテッソーリ教育と同じような考え方ですが、アプローチや考え方が違います。

シュタイナー教育の遊びは、他の教育方法にないオリジナリティのある遊びが豊富です。

今回はシュタイナー教育の人形についての考え方をお知らせします。

【人形の特別な役割とは?】
子どもは、人形を通じて自分の自我を発見します。

人形だけでなく、ぬいぐるみやイマジナリーフレンド(見えない友達のことです。となりのトトロでのメイちゃんとトトロの関係性のようなものです)
も人形の代わりになります。

人形を必要としなくなったとき、子どもの成長の証です。
それは人形のサポートを必要としなくなるからです。

人形を必要としない=人形のサポートなしでやっていける
ということにつながるからです。

私の娘も、歩き始めるようになってから、どこにいくにもアンパンマンのぬいぐるみを持ち歩いていました。
2歳半ごろになったころ、気づくとアンパンマンのぬいぐるみはおもちゃスペースの片隅に置かれるようになりました。
3歳になったいま、アンパンマンのぬいぐるみを出してくることはほとんどありません。
親としては、少し寂しい思いもあります。ですが、それよりも別の興味関心が広がったという成長と捉えています。

【どんな人形がいいか】
シュタイナー教育には、シュタイナーの思想を受け継いだウォルドルフ人形というものがあります。
ウォルドルフ人形は、コットンや羊毛などの天然な素材を用いて作られます。
また、人形の目や口は、シンプルに作られています。
シンプルな理由は、そのときの子どもの心の状況に人形が寄り添ってくれるからです。

【参考文献】
・新版 親だからできる赤ちゃんからのシュタイナー教育(ラヒマ・ボールドウィン・ダンシー・学陽書房)
・シュタイナーの子育て(クレヨンハウス)
・おうちでできるシュタイナーの子育て 「その子らしさ」が育つ0~7歳の暮らしとあそび(クレヨンハウス)