2月の子育て情報③ 【子どもの思いを尊重できる オープンクエスチョン】
今回は、【こんなときどうしたらいいの?感情的にならない子育て】という本を紹介していきます。
前回は【イヤだを連発する子どもの対応は?・待つ時間を大切に】を紹介しました。
今回は【子どもの思いを尊重できる オープンクエスチョン】についてお知らせします。
【まとめ】
・オープンクエスチョンは、子どもの興味関心を伸ばす問いかけ
・クローズドクエスチョンは、子どもが気持ちを落ち着ける問いかけ
・オープンクエスチョンをするときは、子どもが答えやすいように具体的に!
・子どもの状況に応じて、クエスチョンを使い分けしよう
【子どもの思いを尊重できる オープンクエスチョンとは?】
オープンクエスチョンとは、相手に語ってもらう問いかけ方法です。
言葉を引き出す質問方法なので、興味関心をより伸ばすときに有効です。
反対の言葉として、クローズドクエスチョンは、YESorNOで答えられる問いかけです。
クローズドクエスチョンは先週の記事にも記載しました。選択肢を絞る質問は、子どもがイヤイヤをしているときなど、気持ちを落ち着けるときに有効です。
使い分けてそのときの状況に応じて、声掛けを変化させていきましょう。
【オープン・クローズドクエスチョン事例:子どもが絵を描いた場面】
『オープンクエスチョン』
大人 「何を描いたのかな?」
子ども 「犬を描いたよ!犬がお散歩してるの!」
『クローズドクエスチョン』
大人 「犬を描いたの?」
子ども「うん!」
事例からわかる通り、オープンクエスチョンは、子ども自身のイメージを広げてクローズドクエスチョンでは会話が終わってしまいます。
遊びを広げていくには、オープンクエスチョンがいいですね!
【オープンクエスチョンの注意点】
オープンクエスチョンをするときには、言葉が抽象的すぎても良くない。という側面があります。
少し、答えやすいように具体的にしていくことがポイントです。
抽象的⇒今日、保育園どうだった?
具体的⇒保育園で何をして遊んだの?
極端な例ですが、会話が広がるのは、具体的な質問の方ではないでしょうか?
【参考文献】
こんなときどうしたらいいの?感情的にならない子育て (高祖常子・かんき出版)