6月 子育て情報 ② 【自己解決】◆自分で解決する力◆
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です😊
今月は、「最高の子育てベスト55」という本をご紹介します。
前回は、【デジタル機器】についてお知らせしました。
今回は、【自己解決】をお知らせします。
読む時間が取れない方は、赤字やまとめをご覧ください。
===================================================================================
【自己解決】◆自分で解決する力◆
大人が手助けをしてばかりいると子どもが自分で問題解決をする術を学べません。
そのためには、壁は乗り越えられると子どもが気づき、自分で解決できる力を発達を促していくことが重要です。
今回は4つの方法を紹介します。
①待つ
できない、と子どもが言ったとき、大人は手を出してしまいがちですが、1分待ってみましょう。
待っている間に、声をかけたり、励ましたりしていき、あきらめそうになったタイミングを見計らって「手伝う?」と声をかけましょう。
②やってみせる
言葉だけでは全てを伝えるのは難しいです。実際にお手本を見せたりすることが大事です。
例えば、外に行くとき上着を着ることを嫌がったら、一度外に出て、実際に寒さを実感してもらい、気付けるようにしましょう。
③不愉快な感情を受け入れる
楽しい感情を理解するのは大切ですが、不愉快な感情も同じぐらい大切です。
不愉快な感情を認識し、言葉にすることが大事です。
不愉快な感情を消すのではなく、感じてもらうことで、感情のコントロールができるようにしていきましょう。
④自由な時間をつくる
スケジュールを詰め込んだり、デジタル画面を視聴する時間が多すぎてしまって忙しい子どもは、閉塞感やいらだちを感じてしまいます。
退屈をする余裕がなく、暇つぶしの工夫を学習できなくなります。
退屈があることで、退屈を解消するためにはどうするべきかと考え、学習や創造に繋がっていきます。
子どもが退屈を訴えたら、私は、〇〇をするけど、〇〇ちゃんは何をするのかな? と言ってみるのはいかがでしょうか。
【まとめ】
・できないことや、不愉快な感情に対して、手を差し伸べすぎないようにしたり、自分で気づいてもらったりすることで、自己解決力の発達を促していく。
・スケジュールは詰め込みすぎず、自由な時間を一日の中で組み込むようにする。
===================================================================================
今回は以上となります。
次回は、【感情】◆感情に名前をつける◆をお知らせします。
参考文献
トレーシー・カチロー(2018 16刷)
最高の子育てベスト55
ダイヤモンド社