2021.05.07
美里 朝日
5月の子育て情報② 決めるのは子ども。 大人は決めるための材料を伝えるだけ。
とよたキッズステーション朝日 園長 濱屋です。
毎週金曜日は子育て情報を配信しています。
【決めるために、選ぶ練習をしよう】
子どもに関することは、その子ども自身に決める権利があります。
大人の役割は、「決めるための材料を与えること」
決められることができるように、小さいうちは、選ぶ練習を始めましょう😊
例えば、
食事面
「ごはんから食べる? お味噌汁から食べる?」
生活面
「靴下は、右足から履く? 左足から履く?」
日常生活で、小さな選択肢を選ぶ経験を積み重ねていくことで、自分で決められるようになっていきます。
【子どもが決めたときには、口出し無用】
子どもの決定は、尊重してあげましょう。
尊重することは大事とわかっていても、どうしても言わなくてはいけない場面があると思います。
そんなときは、決めるうえで必要な材料を伝えてあげましょう。
例:白い服でカレーを食べるときにエプロンをしない子に対して
「エプロンをしないと服が汚れちゃうよ。汚れたら着替えないといけないけど、ほんとうに大丈夫?」
→判断の材料を提示したうえで、子どもの決断を尊重しましょう。
食べている最中に、やっぱりエプロンをつけた方がいいかも……と気づくのも大事な経験です😊
そんなときも意見を尊重しましょう。
「さっき、エプロンつけるって聞いたでしょ!」というよりも、
「エプロンをつけたくなったんだね。服が汚れるの嫌だったよね」と嫌だったことに共感してあげましょう。
参考文献
大川繫子 (2020 7刷)
92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て
実務教育出版