5月の子育て情報⑤ 子どもが小さい内に築く土台 ―目に見えない発達を大切にしよう―
発達と聞いて、思い浮かべることはなにがありますか?
歩く・走る・喋る・トイレができる……などがすぐに思い浮かぶかと思います。
これらの発達はすべて目に見える発達ですね。
見落とされがちな発達があります。
それは、見えない発達です。
見えない発達とは、自己肯定感・自律心・やりとげる力などを指します。
見えない発達は、非認知能力とも言われます。
※非認知能力とは、心や社会性の能力です。
非認知能力が高いと挫折しにくい・挑戦心があるなどの特徴があります。
今回は見えない発達の土台作りの情報をお知らせします。
【だっこは土台の土台 (情緒の発達と安定は最優先)】
子どもが大きくなると体力などの問題から、子どもの抱っこを断ってしまうことあると思います。
重たくなると抱っこし続けるのは、辛いですよね😢
ただ、できる限り抱っこしてあげるのは、とてもいいことです。
抱っこをしてもらうという経験が、親子の絆を強くしていきます。
抱っこは心の安定に繋がっています。
抱っこをすることで、子どもの将来につながると考えると抱っこの大変さも、楽になるかもしれませんね!
【抱っこが大変なときに、子どもが歩いてくれるかもしれない方法】
抱っこがいいのは、わかっていても、歩いて欲しいときありますよね。
そんなときは、歩くことを目的にしないようにすることをオススメします。
例えば公園までの道のりで歩いてほしいとき、透明のポリ袋や首にぶら下げられる箱を用意してみましょう。
道すがら、見つけるタンポポや葉っぱを子どもと一緒に探して拾ってみましょう。
「○○ちゃん、赤い葉っぱ探してみて」と声掛けをして、
子どもの目的を【歩く】⇒【探索】に変化させてあげましょう😊
歩こう! というより、
○○を探そうと声掛けをしましょう。
参考文献
大川繫子 (2020 7刷)
92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て
実務教育出版