6月 子育て情報 ③ 【感情】◆感情に名前をつける◆
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です😊
今月は、「最高の子育てベスト55」という本をご紹介します。
前回は、【自己解決】についてお知らせしました。
今回は、【感情】についてお知らせします。
読む時間が取れない方は、赤字やまとめをご覧ください。
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【感情】◆感情に名前をつける◆
子どもが激しい感情を表すとき、とても大変ですよね。
なだめるために効果的な方法は、感情に直接触れて共感することです。
子どもの感情に名前を付けて、口に出して説明することで気持ちを鎮めていけます。
感情をコントロールできる子どもは、フラストレーションに上手に耐え、衝動的な行動も少なく、集中力が高いことがわかっています。
・感情を否定しないで受け入れる
子どもの感情を認めて受け入れていくことで、子どもは落ち着いていくことができます。
認めて受け入れたあとで、次の行動を説明していくことが効果的です。
例:「服を着たくないって怒っているんだね。だけど服を着ないと風邪を引いちゃうから、服を着ないとね。ママが着させてあげようか?」
もし感情に名前をつけて、子どもが怒りだしたら、今度はありのままの事実を声に出して、解決策を探りましょう。
例:「緑のシャツを着たいんだね。でも汚れているね。どうすればいいと思う?」
激しい感情で訴えているときは、中々受け入れてあげるのは、難しい事だと思います。
時おり、泣いている理由を教えて、と大人は言ってしまいがちですが、泣いている理由を説明できないから、泣いているのかもしれませんね。
だからこそ、大人が泣いている理由を代弁してあげることで、自分の気持ちを理解し、説明できるようになっていくのだと思います。
【まとめ】
・感情を認め、受け入れてあげることで、子どもは落ち着けるようになっていく。
・感情に名前を付けていく事で、感情をコントロールする力を身につけられるようになる。
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今回は以上となります。
次回は、
【時間】◆子育てがもたらすもの◆
をお知らせします。
参考文献
トレーシー・カチロー(2018 16刷)
最高の子育てベスト55
ダイヤモンド社