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とよたキッズステーションブログ

2020.07.31 美里

7月の子育て情報⑤ 【能力を引き出す8つの心得】

とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。

毎週金曜日は子育て情報を配信しています。

今月は『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』という本を参考にお知らせします。

7月の5回目は、【能力を引き出す8つの心得】をお知らせします。

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ここでは本のピックアップをしつつ、とよたキッズステーション美里での事例紹介を交えて書いていきます。

【子どもの能力を引き出す8つの心得】

①子どものすべてを受け入れる

ダメなどの否定語を使わない

人間の脳は否定語を判別できないため、『走ったらダメ』・『椅子の上にたったらダメ』と言われても、子どもは逆にその行為をしたくなってしまいます。

否定語を使わないように、『歩こうね』・『椅子では座ろうね』と具体的に何をすればいいのかわかるような声掛けをしていくことで、聞き入れてくれます。

 

②いつも子どもと「楽しい!」をつくる

子どもは大人の気持ちに対して、敏感に反応します。子どもと接するときはリラックスした気持ちで接していくことで、大人も子どもも楽しむことができていきます!

 

③子どもが満足するまでやらせる

1歳半ごろを過ぎると、公園などに行くと『帰りたくない』と子どもが怒ってしまうことがありますよね。そんなときは、ルールを決めてみてください。「○○の時間になったら帰ろう」と言ったり、スマホでタイマーを設定してタイマーが鳴ったら帰ろうと決めてみたりすると納得して帰ろうとしてくれます。

 

④子どもに選ばせる

自分で何かを選択したという経験が自己肯定感に繋がっていきます。日常生活でも選択する機会を作ってあげてください。

例えば、絵本の読む順番や、今日着る服を決めたり、履くオムツやパンツを決めたりなどです。

選択肢が多すぎると悩んでしまうので、2~3個の選択肢を提示してあげると子どもも決めやすくなります。

 

⑤子どものやっていることを待つ

大人が子どもを待ってあげられると、子どもも待てるようになっていきます。

とよたキッズステーションでは、おやつの時間になったからといって、遊びを中断しないようにしています。

以前までは、おやつの時間になったら遊びを中断してもらってでも、みんなにおやつであることを呼びかけておやつを食べるようにしていました。このやり方では遊びたいことがあるのに、と反発してしまう子が少なくありませんでした。

これでは、理念にある『笑顔があふれる保育園』を実践できていないと感じ、ある時期から、子どもの思いを尊重して、おやつがあるときは、大々的に伝えることをやめ、おやつのワゴンが来ていることに気づけるような声かけをするようにしました。すると食べたい子は、遊びを中断し、遊びを中断したくない子はそのまま遊びを継続するようになりました。

遊びを中断したくない子は、遊びが終わると満足した様子で手を洗いに来てくれる姿があります。

満足した子は、楽しい気持ちで食事に向かうことができます。

 

⑥自然の中で子どもとたくさん遊ぶ

室内遊びも重要ですが、自然の中で遊ぶこともとっても重要です。

絵本で見た虫や自然などの様子を外に遊びにいったときに見ることで子どもの興味はぐんぐん成長していきます。

とよたキッズステーション美里の近くには、『自然観察の森』やフォレスタヒルズにある『トヨタの森』など、自然に触れる施設があります。

自然の中で過ごすと副交感神経が活性化するため、疲労回復の効果があります。

保護者の方は、子どもと一緒に自然環境の中で過ごすことで、お仕事の疲れが取れるかもしれません😊

 

⑦子どもに解決させる

おもちゃの取り合いは、子どもにとって日常茶飯事です。子どもがケンカをしていると大人はすぐに止めてしまうことがあります。

危険がないようにできる限り見守り、子どもたち同士で解決できるようにしていくことで、問題解決能力が養われていきます。

0~2歳児の間は、見守りつつも、思いを代弁してあげることで、自分で解決する力が養われていきます。

 

⑧間違いを訂正しない

間違いを否定されてしまうと子どもは自信を失ってしまいます。

間違いは否定せずに、できたことを認めていくようにしましょう。

自分で間違いに気付き、修正することで、自信が身についていきます。

そのためお手本がないと自分の間違いに気づくことができないため、初めは大人が正しいやり方を見せていく必要があります。

例えば、靴を履くときに左右の向きを間違えてしまうことありますよね。

そんなときは、靴を履けたことを認めてから、向きに気づけるような声かけをするようにしましょう。

 

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今回は以上です。

次回は【子育てに役立つYouTubeの紹介】について配信します。

参考文献

伊藤 美佳(2019 8刷)

モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方

かんき出版