7月子育て情報② 条件付き子育てのデメリット
前回は条件付き子育てと無条件子育てについてお知らせしました。
今回は条件付き子育てのデメリットをお伝えしていきます。
【前回までのおさらい】
・条件付き子育て
⇒愛情に条件をつける子育て。アメとムチ
・無条件子育て
⇒子どもの行動で愛情を変化させることなく、愛情を与え続けること
【条件付き子育てのデメリット】
①短期的教育効果しかない
⇒親の言うことを聞いて動いているようにみえますが、親の愛情のために動くことがあります。
親にとって都合のいい子になるのは、ふさわしい姿ではありません。
誰かのためではなく、自分勝手な行動を取るようになります。
例:「お片付けしないと、今日のごはんはなし!」
⇒この伝え方で片付けをするのは、ごはんを食べたいからです。
子どもの大切な食事を奪う言い方ではなく、片付けをしてみたくなるような声かけや伝え方をしていきましょう。
②条件付きの自己肯定感を持ってしまう
⇒外的な承認によって自己評価が左右される。
すごい!と言われることでしか、自信が持てなくなってしまうようになります。
③親子関係の悪化
⇒条件付き子育ては、親からの拒絶を感じることが多くなってしまいます。
大人が無条件子育てで関わっているつもりでも、子どもにとっては伝わらないことがあります。
子どもたちがどのように愛情を感じているかを意識することが大事です。
④世代を超えて引き継がれる
⇒自分の子どもに対して同じ手法を使ってしまう場合が多いです。
愛情の駆け引きで相手をコントロールすることを無意識にインプットされてしまうためでもあります。
参考文献
島村華子 (2020 1刷)
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
ディスカヴァー・トゥエンティワン