7月子育て情報③ 無条件子育ての5つの条件
前回は条件付き子育てのデメリットについてお知らせしました。
今回は無条件子育ての条件をお伝えしていきます。
【前回までのおさらい】
・条件付き子育て
⇒愛情に条件をつける子育て。アメとムチ
このかかわり方は、子どもの自己肯定感の喪失や親子関係の悪化につながってしまう。
・無条件子育て
⇒子どもの行動で愛情を変化させることなく、愛情を与え続けること
【無条件子育ての注意点】
無条件子育ては、ただ子どものいうことを聞いたり、好き放題にさせたりすることではありません。
子どもと向き合うことで、誰のための子育てかを考えていきましょう
【無条件子育ての5つの条件】
①ほめ方と叱り方に気を付ける
能力や見た目に集中した声かけを避け、努力や経過に言及したり、子どもの行動について声をかけていきましょう
子どもの行動を親の思い通りにコントロールするために、ほめたり叱ったりしないようにしましょう。
②子どもに対するイメージを見直す
子どもは大人と対等である尊い存在であると考えてみましょう。
子どもは大人の言うことを聞くべきだ、と思っていると行動をコントロールしてしまいがちになります。
持っているイメージを変化させることが重要です。
③子どもにとって良きリーダでいる
子どもが癇癪を起しているとき、感情的な対応をしてしまうことがあると思います。
癇癪を起しているときは、自分の感情をコントロールできていない状況に子どもは不安を感じています。
そんなときは、子どもの気持ちを受け入れることで安心感が生まれる関わり方をしていきましょう。
④子どもへの要求を考えなおしてみる
子どもになにかお願いをするときは、大人の都合を押し付けていないか、誰のための要求か考えてみましょう。
⑤長期的なゴールをもつ
普段の関わりが、子育てのゴールにつながっているか考えていきましょう。
自立した大人になってほしい、と思いながら、子どもができることを大人が全部やってしまうことなど
参考文献
島村華子 (2020 1刷)
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
ディスカヴァー・トゥエンティワン