8月の子育て情報③ 【他人の気持ちに気づける言葉】
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。
毎週金曜日は子育て情報を配信しています。
今月はてぃ先生のYouTubeを参考にお知らせします。
8月の3回目は、【他人の気持ちに気づける言葉】をお知らせします。
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今回は、てぃ先生のYouTubeの中で、一番再生回数の多い動画の紹介です。
動画の下部に要約を掲載しています。
5分の動画なので、もしかしたら要約を読むより、動画を見る方が早いかもしれません……!
ですが、動画にはない補足も加えているので、ぜひご覧ください!
★今回の目次★
【自分がされたらどう思う? は効果なし!?】
【相手の気持ちに気付けるようになるのは、いつから?】
【2歳~6歳児(未就園・未就学児)に対して、気持ちに理解してもらう伝え方】
【0歳~1歳児に対しての伝え方】
【まとめ】
【自分がされたらどう思う? は効果なし!?】
2歳ぐらいになってくると友達とのトラブルが増えてきます。
そんなとき、大人は往々にして、
「自分がされたらどう思う?」や「友達はどんな風に思うかな?」と
伝えることがあります。
しかし、この言葉がけ、
小さい子どもたち(未就学児)には、効果がありません。
それは、
脳の発達的にそもそも理解ができないほど難しいものだからです。
友達はどんな風に思う?と聞いたときに、嫌だと思う、と子どもたちが伝えてくれることがありますが、それは大人が、こんなときは嫌だと思うんだよ、と教えているため聞いたことをそのまま伝えているのです。
【相手の気持ちに気付けるようになるのは、いつから?】
何歳ごろになれば、相手の気持ちに気付けるような脳に発達していくのでしょう。
相手の気持ちに気付けるようになる脳の機能は、小学校3年生ぐらいから育ち、理解し扱えるようになるまでには小6から中学生ごろまでかかります。
そのため、相手の気持ちに気付けるような声掛けは、小さい間は効果が薄いのです。
【2歳~6歳児(未就園・未就学児)に対して、気持ちに理解してもらう伝え方】
未就学児に効果的な伝え方は、
「自分の大切な人がされたらどう思う?」
という声掛けです。
小さい子どもにとって、自分の大切な人=家族は、なにより大事な存在です。
その大切な人が嫌な思いになってしまうことで、子ども自身が嫌な思いを抱きます。
この感情を理解していくことが重要です。
自分の大切な人が嫌なことをされてしまったときの感情と相手が嫌なことをされてしまったときの感情は、似ています。
そのため、相手の気持ちを理解できるようになるためには、こういった伝え方が重要になってきます。
【0歳~1歳児に対しての伝え方】
てぃ先生の動画は、2歳から年長の子どもを想定しているように感じたため、0~1歳児の赤ちゃんへの伝え方をお知らせします。
0~1歳ぐらいの間は、「自分の大切な人がされたらどう思う?」を理解することが難しいと思います。
そんなときは、保護者の方の気持ちを伝えていくようにしましょう。
例えば、
「おもちゃを投げると壊れてしまうから、ママは嫌な気持ちになっちゃうな」
「友達を叩くのは、パパは哀しいな」
と伝えていきましょう。
【まとめ】
・子どもの脳の機能的に、他人の気持ちに気づけることは難しく時間がかかる
・未就学児の間は、「自分の大切な人がされたらどう思う?」という声掛けをしていくことで感情を理解していく
・赤ちゃんの間は、大人の気持ちを伝えていくこと声掛けをする
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今回は以上です。
次回は【「はやくして!」と言わなくても子どもが動いてくれる【裏技】】について配信します。