8月の子育て情報④ 【「はやくして!」と言わなくても子どもが動いてくれる【裏技】】
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。
毎週金曜日は子育て情報を配信しています。
今月はてぃ先生のYouTubeを参考にお知らせします。
8月の4回目は、【「はやくして!」と言わなくても子どもが動いてくれる【裏技】】をお知らせします。
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「はやくして!」
子どもたちに何かお願いするときの、大人がつい言ってしまいがちな言葉ではないでしょうか。
私自身、予定が詰まっていると娘に言ってしまうことがあります。
はやくして!と言われた子は、大人がイライラしているのが伝わり、ムキになって遅くするという戦略を取ってきますよね💦
今回は、要約と事例を紹介していきます。
動画と重なる部分もあるので、動画と合わせて読んでもらえれば、より理解度が増すと思います。
★今回の目次★
【子どもは、はやくする理由がない】
【スモールステップ~はやくして!と言わないために~】
【スモールステップ実践 着替えの場面】
【はやくして!の悪い事例紹介】
【大人が言ってしまいがちな言葉】
【まとめ】
【子どもを脅かすことは、大人の暴力 参考リンク】
【子どもは、はやくする理由がない】
はやくして! は、子どもの事情に関係ないことばかりで、それを伝える大人に事情があることばかりだと思います。
子どもたちには、もっと遊びたいやゆっくり歩きたいといった子どもたちなりの事情があります。
【スモールステップ~はやくして!と言わないために~】
はやくして!と言わないために、子どもたちに呼びかけるときは、スモールステップで伝えましょう。
スモールステップとは、小さな目標設定を達成していくことです。
全部やって、と伝えるのではなく、できそうなことから伝えていくようにしましょう。
【スモールステップ実践 着替えの場面】
子どもからすると、シャツにズボンに靴下に帽子とたくさんやることがあるなと思ってしまいますが、
「靴下履けるかな?」と伝えると、子どもも「靴下ぐらいなら履けるよ」となってくれることがあります。
靴下が履けたらシャツ。
シャツが着れたらズボン。
と段階を踏んでいけばお着替え完了✨
できそうなことから段階を踏んで伝えていってあげることで、やってみよう!という気持ちが湧くことが重要です。
【はやくして!の悪い事例紹介】
濱屋が約10年前、勤めていた保育園では、10年以上経験があるベテラン保育士が「はやく片付けしないと、ごはん食べちゃうよ」と声を掛けるのを見てきました。
こういう言い方をすると子どもは結構動いてくれることが多いです。それは、ごはんを食べられたくないからです。
当時新人であった自分は、この言い方は間違っていると考えていました。
食事は、人間が生きる上で必要不可欠なものなのに、それを取り上げるのは冗談とはいえ、酷いと思っていました。
大人にとっては冗談でも、子どもにとっては脅しです。
子どもたち自身がやってみようと思えるような声替えをしていくことが重要で、冗談でも脅すような声掛けにならないように注意しています。
嫌な気持ちで大人に従うより、良い気持ちで大人について来てくれるほうが、子どもにとっても大人にとってもいいことですよね。
【大人が言ってしまいがちな言葉】
時折、デパートなどで駄々をこねるお子さんに対して、「お母さん!帰っちゃうからね!」と言ってしまう方を見かけますが、子どもにとって、お母さんがいなくなるほど怖いことはないので、気を付けてあげてください。
他にもクリスマスが近づくと「サンタさん来ないよ!」という言葉なども言いがちですが、「お手伝いをしてくれる優しい子がサンタさんは好きだと思うよ!」と言い換えると脅し口調にはなっていないですよね(⌒∇⌒)
【まとめ】
・はやくして!は大人の事情。子どもの事情に寄り添ってあげましょう。
・できそうなことから伝えていく(スモールステップ)ことで、子どもは動いてくれる。
・子どもを脅したり、ただ動かしたりする声掛けに意味はない。子どもが動きたいと思えるような声掛けを。
【子どもを脅かすことは、大人の暴力 参考リンク】
子どもを脅かすアプリ(鬼のアプリなど)についてのお知らせのリンクを以下に貼っておきます。
http://www.zenshihoren.or.jp/about/diagram/int/pdfviewer.html?filename=no06.pdf
PDFが見にくい方は、以下のサイトの『その6』をご覧ください。
http://www.zenshihoren.or.jp/about/diagram/int/child.html
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今回は以上です。
次回は【モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す!】について配信します。