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とよたキッズステーションブログ

2020.09.25 美里

9月の子育て情報④ 【もっとも大切な環境とは?】

とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。

毎週金曜日は子育て情報を配信しています。

今月は【モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す!】という本を参考にお知らせします。

9月の4回目は、【もっとも大切な環境とは?】をお知らせします。

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【目次】

・もっとも大切な環境は大人

・3歳までに気をつける2つのポイント

・子どもが伸びる教え方 3つのM

・手本を見せるときのコツ

【もっとも大切な環境は大人】

子どもは真似をする天才です。大人のありのままを真似しています。

女の子はおままごとのときに、お母さんの様子を真似することが顕著に表れます。

この真似も、前回・前々回お伝えした無意識的記憶(3歳ごろまで)を活用しています。

ありのままを吸収するため、善悪の判断がなくいいところも悪いところも真似してしまうため、

大人の言動・行動に気をつけていきたいですね。

【3歳までに気をつける2つのポイント】

①決して教え込まないこと

②価値観や方向性の食い違いを生まないこと

意見の食い違いは混乱を招くため、ご家庭で基準を作っていくことが大事になります。

【子どもが伸びる教え方 3つのM】

①見ていてねのM

子どもがものを捉えるスピードは、大人の8倍もスローになっています。

例えば、ボタンをつける動作を覚えてほしいときなどに手本を見せるときは,見せるだけに徹するように心がけましょう。

また、子どもは同時に2つのことが難しくできないため、話しかけながら手を動かすのではなく、手本を見せるときには話した後に手を動かすようにしましょう😊

②待っていてねのM

手本を見せているときに、子どもは手を出したくなってしまいます。

ですが、そんなときは、「待っていてね」と声をかけ、最後まで手本を見せることで、やりたい気持ちをこらえてもらいます。

そうすることで、やりたい気持ちでいっぱいになります。

この気持ちを持ってもらうことで、「自分でやることを選ぶ」ことにつながり、待つことができる子に育っていきます。

③もう一度のやるから見ていてねのM

見て、待つ、を経てから、やってもらうことになりますが、始めてのことで失敗することが多いです。

そこで大人は、口で違う、と伝えながら手を動かしてしまいますが、これはNG行動です🙅‍♂️💦

言葉などで否定されてしまうと子どもの自尊心が傷ついてしまいます。

言葉だけではうまくいかなかった理由が理解できないためです。

子どもが失敗してしまったときは、もう一度やるから見ていてねと始めと同じことをやって見せます。

ポイントは、

訂正しながら、教えるのではなく。

教えながら、教えることです。

子どもがつまずいてしまうところは、意識的にゆっくりやって見せることで、自分とのやり方はどこが違うのか、自分で気づいていくことが重要です。

【手本を見せるときのコツ】

手本を見せるときは、利き手側に回り教えてあげることがオススメです。

対面だと手の動きが反対になってしまうためです。

5歳前後の子どもは、反対側から考えることができないため必ず失敗してしまうことにつながります。

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今回は以上です。

次回は【モンテッソーリ教育実践編】について配信します。

参考文献

藤崎達宏(2019 4刷)

モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す!

三笠書房