保育士向け情報 第19回【子どもの要求への答え方】
とよたキッズステーション美里 園長 濱屋です。
週に2回以上保育士向けの情報を発信していきます。
【子どもがこっちを向いてくれる(かもしれない)声掛け】
今回は、日常シーンで使える声掛けをお知らせしていきます。
子どもになにかやってほしいとお願いされるとき、
大人は「ちょっとまって、〇〇やってからね」ということが往々にしてあると思います。
そんなとき子どもはちょっと不満気な顔をします。
子どもが不満な顔をしてしまう理由は、
・ちょっとまってのちょっとが不明瞭だからいつまで待たされるのかわからない
・今やりたいことがあるのに聞いてくれなかったと思うから
と色々な理由があります。
その結果、怒ってしまうこともときにはありますよね。
ちょっとまっていてくれれば、応えられたのに……と悩んだことあるのではないでしょうか。
そんなときは、「ちょっとまって」というのを思い切ってやめてみるとうまくいきます😊
例
子ども「〇〇やりたい!」
大人「いいよ! 一緒にやろうか。この〇〇をお片付けしてからね」※承認してから行動をつたえる。
いいよ! と子どもの行動を先に承認してから行動を伝えることで、子どもたちは待てるようになります😊
これは、承認されたことで、子どもは「受け入れてもらった」という気持ちになるからです。
ちょっとまって、が先にあると反射的にやだ!と答えるのは、自分のことを受け入れてもらえなかったと感じるからです。
受け入れてもらえないと感じるとその後の言葉も子どもに届きにくくなってしまいます。
時と場合によってはすぐに対応できないときも「○○やろうね。お昼寝終わってからのお楽しみだね」と見通しが持てるように伝えると効果的です。
ぜひ試してください。
【まとめ】
子どもの要求には、承認⇒行動の順番で伝えることで、子どもは受け入れてもらったと感じることができるようになる。
【アクションプラン】
子どもからの要求には、承認ファーストで応えよう!